第4回広瀬川学校~冬期講座~を開催しました

1月27日(土)に、実行委員会のメンバーでもある株式会社建設技術研究所東北支社の会議室をお借りして、第4回広瀬川学校~冬期講座~を開催しました。

これまでは実行委員会内の企画として行ってきましたが、今回より一般にもご参加いただき、定員を大きく越える50名近い申込みがありました。
特に学生の参加が多く、市内における環境活動やCSRについて知ってもらう良い機会になったと思います。

内容について詳しくは、年度末に発行するリーフレットに掲載しますが、一部ご紹介します。

1時間目 音楽 【生きもの達からの音楽のおくりもの~広瀬川の音風景と生物多様性~】
仙台市環境共生課今井さん

はじめに生物多様性の3つの要素の説明から、様々な生き物との関わりから私たちの生活が成り立っていることをお話いただきました。
その中で今年度から取組んでいる、カジカガエルの生息地マップづくりなどを紹介しながら、普段何気なく聞こえてくる生き物たちの声もその生息地があってこそのものであり、様々な生き物を守るには生息できる環境を良くしていくことが大事。広瀬川は景色に目がいってしまいがちだが、せせらぎと共に聞こえてくる生き物たちの声にも耳を傾けて欲しいとまとめていただきました。

 

2時間目 社会 【清流広瀬川を守る~知られざる広瀬川の番人~】
株式会社深松組社長 深松さん 現場責任者田村さん

宮城県が管理する広瀬川の維持管理業務を受託している深松組深松社長は、その業務を「365日24時間体制の大変な仕事」と言います。
警報が出るとエリア内にある10数カ所の水門を閉める陸閘操作を必ず行う。市民から要請があれば支障木も処理し、洪水で流された流木や倒木処理も行うほか、河川の管理用通路の修理、洪水時のパトロールと業務は多岐にわたります。同社では市内の道路の維持管理も行っていますが、業界団体と仙台市で協定をむすび、大雪に備えた体制づくりを行っています。水害時にも水没した家具や家電等の仮置き場を用意する等しているそうで、未曾有の被害があった東日本大震災を教訓に、いかなる自然災害でも市民生活がまひしないようなインフラ整備を目指しているそうです。

 

3時間目 地理 【四ツ谷用水・広瀬川がつくった地下水脈
仙台・水の文化史研究会会長 柴田さん

「今日までの拡大延長線上にある2100年の姿は不安定感にあって想像が不可能ですが、人口減少する21006400万人の風景は、過去の6400万人のときの風景を確認することができますので安心感があり、地に着いた夢を描けることになると思います」と冒頭のお話のあと、伊達政宗公が仙台に開府した経緯について伺いました。なかでも遺跡が長町利府断層より西側にないことから、この地を拠点と決めるには周到な調査が行われたのではないか。当時の原風景を見て判断した技術者達は能力が高い、という話は非常に興味深かったです。

 


終了後の交流会では、荒町の及川酒店と広瀬川市民会議のコラボ【純米吟醸 清流広瀬川】と、穀町で醸造されている【穀町ビール】を試飲しながら、参加者の交流を深めました。